出足 |
であし |
閑静からの鼓動が全身に伝わり桶胴太鼓の響きが心に染み渡る鼓動の始まり |
祈 |
いのり |
平和に祈りを込めて |
黎明 |
れいめい |
摂丹藩の山並みの彼方に三田の夜明けを告げる黎明は間近い |
瑞穂 |
みずほ |
その昔、西摂平野から武庫川をさかのぼって来た人々は三田盆地に住み着いて米作りを始めた |
雷風 |
らいふう |
曇り空に鳴り響く鈍い雷、強い風。描写音が絶妙 |
流れ |
ながれ |
音の流れ、打ち手の流れ、バチの流れ |
乱打 |
らんだ |
鉦の音、太鼓の音、息が合い何時しか拍子を取っている |
囃子 一 |
はやし |
打ち手の舞、のればのるほどバチが飛ぶ。高く上がれば拍手喝采 |
囃子 二 |
はやし |
打ち手三人交代の速さ、たたきの速さ、力強さの祭囃子 |
花火 |
はなび |
四方八方に散らばる火の粉、遠く響く爆音、締太鼓の高音の魅力 |
海鳴 |
うみなり |
九鬼水軍の軍船から打ち鳴らされる陣太鼓、摂津の国三田人は海を見ると血が湧き騒ぐのであろうか |
鎮魂 |
ちんこん |
阪神淡路大震災の1年後から毎年同日の夕方同時刻に刻むレクイエム |
火炎 |
かえん |
最後まで燃え盛る炎の様に、激しく力強いバチさばき |
巴 |
ともえ |
巴卍の如く打ち手左右の揺れに三人巴のバチ、音、動き |
楽舞 |
がくぶ |
太鼓は楽し、気持ちがうきうき、みんなで手拍子一緒にたたいてください |
俵 |
たわら |
太鼓の板付け、俵の形に積み上げ、中ごろからの力強い打音が魅力 |
一文 |
いちもん |
長胴の響き、宮の響き、締の響き、太鼓の音色、音の広がり |
夢有 |
むゆう |
太鼓打ち、女性の力強さ、華麗さ、バチの振り、音の流れ |
四面 |
しめん |
四つの太鼓、四つの音、二人の動き、二人の打音、前後左右の乱れ打ち |
谷渡 |
たにわたり |
前後の太鼓が山々の谷間に鳴り響くこだまの様 |
春雷 |
しゅんらい |
雪解け水が流れる小川に、時として鳴り響く雷、やがては鳴りやみ春の訪れを告げる |
秋霖 |
しゅうりん |
降り続く雨のように小さく、大きく、また重なり合って降り注ぐ |
流麗 |
りゅうれい |
六面の太鼓を右から左に、左から右に、流れるごとく打ちならす |
櫓 |
やぐら |
般若の面、頭白髪を身にまとい櫓に跨り荒れ狂い乱れ打ち |